「私服の制服化」とは、私服のコーディネートを固定化させたり、同じ型の服を毎日着ることによって私服を制服のように着ることです。
すでに多くのミニマリストの方が実践されています。
今回は「私服の制服化」をADHDが行うことでどのようなメリットがあるのかについて書いていきます。
着る服を制限するので毎日の迷いを一つ無くすことができる
「何を着るのか」というのは小さなことですが、毎日考えなければいけないことの一つです。
ADHDにとって、何かを考えて決断することは普通の人よりも多くのエネルギーを使用します。
また、「悩む」という行為はADHDにとって実際にやりたいことから脱線してしまう恐れがあります。
この「考える・迷う」ことを私服の制服化により一つ無くすことができるため、ADHDにとってはかなりのメリットになるのではないかと考えられます。
衝動買いを抑えることができる
ADHDには「衝動性」という要素があります。
これは、読んで字の通り「頭で考えるよりも先に衝動的に動いてしまう」という特性です。
この衝動性によって、いらない物でも衝動買いしてしまい後悔してしまった方は多いかもしれません。
服に対しても同様で、一目で可愛い・カッコイイと思って買ったけれど、結局一回も着ることがなくタンスの肥やしになっている服があるかもしれません。
私服の制服化を行うことで、着る服が固定化されるので衝動買いを抑制することが出来ます。
また、この方法は服を買わないように強制的に自分を縛り付ける訳ではなく、私服の制服化をしたけど果たしてこの服は買う必要があるのかと考えることが出来ます。
時にはそれでも欲しいと思うこともありますが、一度考えた上で買うのでそこまで無駄な買い物ではないはずです。
もともと所持している服を減らせることができる
ADHD傾向の方は部屋が散らかってしまうことが多いです。
部屋が散らかってしまうことの一番シンプルな解決方法は所持品を減らすことです。
私服の制服化を行うことによって、着る服と着ない服を分けることが出来ます。
洗濯の頻度にもよりますが、一週間に二回洗濯するのであれば4日分の服だけ所持していればいいのです。
もし4日分以上の服があるのであればそれは断捨離することが可能です。
服の管理を簡単に行うことができる
断捨離しようとして自分の服を見返したら、「こんな服持っていたっけ?」と思った経験は多くの人があるのではないでしょうか。
もしくは、新しく服を買ったけれど、帰ってクローゼットを見たら同じような服をすでに持っていた、という経験をしているかもしれません。
ADHD傾向が強いとこのような経験を何回もしてしまいます。
しかし、私服の制服化を行うことによって毎日着る服が決まるので、自分が持っている服を簡単に把握することが出来ます。
服の管理が簡単にできれば無駄に買ってしまう心配もなくなります。
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