ADHDのタイプには、「不注意優勢型」、「多動性・衝動優位型」、「混合型」の3タイプに分かれます。
その中でも今回は「多動性・衝動性優位型」についてご紹介します。
多動性・衝動性優位型の特徴
「多動性・衝動性優位型」は、ADHDの中でも「多動性」、「衝動性」の要素が強く現れ、「不注意」の要素はあまり現れません。
特徴としては、「自分の感情を抑えることが苦手」、「自分の発言や行動を抑えることが苦手」などがあります。
ADHDの中でも症状がわかりやすく現れやすいです。
多動性・衝動性優位型の不得意なこと
多動性。衝動性優位型は、日常生活では以下のような形で現れます。
- 一方的に話してしまう
- 相手が話している途中でも話し始めてしまう
- じっとしていることが苦手
- 子供では力の入れ方がわからず過度になってしまうこともある
- 余暇活動におとなしく参加することが難しい
思いついたことを頭で一度考える前に実行してしまい、一瞬立ち止まることが苦手な「衝動性」の面と、意図的ではなく無意識に体や口が動いてしまい、動いていないと落ち着かない「多動性」の面の二つの特性が合わさったようなタイプです。
多動性・衝動性優位型の得意なこと
多動性・衝動性優位型が特に得意としていることは以下のようなものがあります。
- 素早く決断することができる
- 度胸がある
- 繰り返し行動して何回もチャレンジする
退屈で動かないことが苦痛である反面、多動性・衝動性優位型は行動的でエネルギッシュな部分を持ち合わせています。
そのためデスクワークなどのほとんど座っている仕事ではなく、インストラクターなどの常時動いている仕事の方がより自分の長所を活かすことができます。
また、決断が早いことも多動性・衝動性の強みなので決断することが多い仕事や作業にも向いていると言えます。
多動性・衝動性優位型が向いている仕事
多動性・衝動性優位型のADHDに向いているとされる職業をご紹介します。
- 訪問販売員
- 音楽療法士、ダンス療法士
- 森林警備委員
- 新聞記者
- 警察官
- 自然写真家
- 振付師、舞踊家
- スポーツ選手、コーチ
- フィットネスインストラクター
etc.
まとめ
多動性・衝動性優位型は、止まっているよりも動いている方がストレスがないため、普通の人よりもよりエネルギッシュに活動することができます。
しかし、事務職などの仕事は想像以上に苦痛だと思います。
ADHDだからと言う理由で無難で普通の仕事に就こうと思ってしまうと毎日ストレスを抱えてしまうかもしれません。
学生の頃に集団行動などで静止していることが辛かったのであれば、それこそ内にエネルギーがある証拠です。
そのエネルギーを発揮できるような環境を確保するようにしましよう。
コメント
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