視覚過敏者の中には普通の白いノートだと疲れやすかったり見えずらい人がいます。
そんな視覚過敏者の声から販売されたグリーンノートについてご紹介します。
視覚過敏とは
視覚過敏とは発達障害者が持っている特性である感覚過敏の一種です。
感覚過敏とは、五感のうちの一つもしくは複数の感覚が過敏になっており外部からの刺激を異常に強く感じてしまうことです。
視覚過敏はその名の通り、目から入る刺激に対して過敏になります。
普通の光でも眩しく感じてしまう人もいますし、見えにくい色や嫌悪感を感じる色がある人もいます。
グリーンノートに助けられた視覚過敏者
ノートと言われれば普通は白い紙のノートを想像します。
普段、ノートが白いことに不満を持ちながら使う人はほとんどいないと思います。
視覚過敏者は普通のノートが見辛い
白いノートを使っても何の支障もない人にとっては疑問にも持たないですが、普通の白いノートが使い難くて困っている人がいます。
「白」は光を反射し易い色です。
そのため光が眩しく感じてしまう視覚過敏者にとっては白いノートでも光の反射を過剰に感じてしまい「文字が見えにくい」、「眩しい」、「目が痛い」、「すぐ疲れる」といったことが起こってしまいます。
グリーンノートが販売された経緯
そんな視覚過敏の悩みを持つ高校生がTwitterで経験と思いを語りました。
ツイート自体は現在消されてしまっていますが、このような内容でした。
- 視覚過敏があるため白いノートだと見にくい
- そんな時に母がグリーンノートを買ってきてくれた
- グリーンノートの見易さに感動した
- お店が閉店してしまいグリーンノートを買えなくなった
- グリーンノートを販売してほしい
そんなツイートからロフトでグリーンノートの発売が決まりました。
ツイートから数時間〜数日程度で発売を決めてくれるあたり最高です。
\ロフトで販売します!/
お悩みツイートを拝見し、確認を進めていました、光の反射をカットする目にやさしいノート #グリーンノート。まずはロフトネットストアにて、早ければ今週中より販売します!サイズもB5・A5・B6・B7・A7と豊富な展開。もう少々お待ち下さい。https://t.co/VwxAoeBAJg pic.twitter.com/fzDxlHKNNL— ロフト公式 (@LOFT_Official) June 10, 2019
東急ハンズでも早急の対応から販売を開始してくれています。
グリーンノートB5【東急ハンズ】
「視覚過敏」で白い紙は目が痛くなる、という方のツイートを拝見し、弊社の文具バイヤーが目に優しいグリーンの紙を使った「グリーンノート」を探してきてくれました。早ければこの週末から店頭で販売いたします(つづく pic.twitter.com/b9ebSrP6ky
— 東急ハンズ (@TokyuHands) June 13, 2019
水平開きノートおじいちゃんも動いた
水平開きノートで有名となった製本工場社長の中村輝雄さんも高校生のツイートを受けてグリーンノートを作成しました。
その後は高校生に無償で送ったそうです。
そんな緑色の水平開きノートも反響を呼び、現在は製品化されています。
グリーンノートまとめ
今回紹介したグリーンノートですが、視覚過敏者だけでなく白いノートに疑問を持たなかった人からも「見やすい」、「目が疲れなくなった」などの反響が出ています。
緑は集中力を上げる効果があるらしいので普通のノートよりもグリーンノートの方が勉強をする上では良いかもしれませんね。
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