あなたは「ミニマリスト」という言葉を聞いたことがありますか？
ミニマリストとは、現代において新しく生まれたライフスタイルのことです。
ミニマリストはADHDにとっては目指すべきライフスタイルなのかもしれません。
今回はADHDにとってはミニマリストはベストな生き方であると考えた理由について紹介していきます。
ミニマリストとは
ミニマリストとは、自分の所持品をできるだけ減らし、必要最低限の物だけで暮らす人のことを指します。
自分にとって本当に必要な物だけを持ち、不必要な物を所持しないことでかえって金銭的にも精神的にも豊かに生きられるという考え方を持っています。
最小限という意味のミニマル（minimal）から派生した言葉と言われています。
100円ショップやコンビニが多いように、現代は大量生産・大量消費が主流の時代になっています。
必要な物が簡単に手に入るけど簡単に手に入りすぎてしまったんですね。
そんな物が溢れた時代だからこそ、「あえて自分の必要な物・好きな物だけを所持して豊かに生きよう」というライフスタイルにシフトする人が増えてきました。
なぜADHDにとってミニマリストはベストなのか
なぜ僕がミニマリストというライフスタイルがADHDに向いていると思ったのかご紹介していきます。
視界に入る情報量を少なくできる
ADHDは興味の対象がすぐに変わってしまい集中力が続かないという特徴を持っています。
視界に入ったものから無意識に別のものを連想してしまい、それまで考えていたことを自分の意思とは関係なく頭の中で上書きしてしまうからです。
視界に入る情報が多ければ多いほど頭の中の情報が上書きされてしまい、集中力が続かないだけでなく考え過ぎで疲れてしまいます。
ADHDが集中力を乱さないようにするための最もシンプルで最善の方法は、「集中している物以外を視界に入れないようにする」ことです。
例えばパソコンで作業をするのであれば机の上にパソコン以外を置かない方が集中力を持続させることが出来ます。
視界に入る情報量を減らすために一番シンプルな方法は物を減らすことなので、ADHDにとってミニマリストになるということは集中するための空間を作ることができるということになります。
部屋が散らからない
ADHDの中には部屋が散らかっていたり、片付けが苦手な人が多いです。
表面上では「部屋が汚い人」ですが、ADHDの特性を考えると「片付けを行うための一連のスケジュール管理ができない人」と考えることが出来ます。
ADHDはスケジュール管理が苦手で特にどこから手をつければ良いのか決まっていないことに対しては特に苦手です。
そもそも、部屋が散らかってしまったり片付けなければいけない状況に陥ってしまう原因は、ただ単に物を持ち過ぎてしまっているからです。
それならば、所有している物を最小限にすれば部屋の散らかりは最小限に抑えることができます。
部屋が散らからなくなることでADHDが苦手な片付けからも解放されるので、ミニマリストの考え通り精神的に豊かに生活することができます。
まとめ
物を極力持たない生活をする「ミニマリスト」は一見すると生活が不便になってしまうのではないかと考える人もいます。
ただ、ADHDの目線から考えると物が多過ぎても窮屈です。
さらに物が必要以上に溢れかえっていると無駄に脳が動いてしまうので無意識にストレスがかかってしまい疲れます。
それならミニマリストのように所持品を減らした方がストレスから解放されるのではないかと考えます。
またADHDにとって最も苦手なことの一つである「部屋を綺麗に保つ」ことが容易になります。
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