みなさんは『ヘルプマーク』を知っていますか?
ヘルプマークを付けている方の理由は様々ですが、「援助を必要としていることを周囲に知らせる」ために所持しています。
しかし、援助を必要としても誰でも助けてくれるとは限りませんし、誰に助けを求めればいいのかわからないかもしれません。
そんなヘルプマーク所持者のために小学生が考えた『逆ヘルプマーク』というアイデアを見つけましたのでご紹介します。
ヘルプマークとは
まず、ヘルプマークとは何かを簡単にご紹介します。
ヘルプマークとは、内部障害を抱えている方や人工関節を使用している方、妊娠初期の方などの「外見上は普通だけど、見えない部分で何かしらの援助が必要な人」が周りに知らせるためのマークになります。
逆ヘルプマークとは
援助を必要としている方が「ヘルプマーク」を所持しているならば、
積極的に援助をしたいと思っている方が所持するマークがあっても良いかも。
このような気持ちを込めて静岡県静岡市の小学生が「逆ヘルプマーク」を発案しました。
まだ実在はしておりませんが、静岡県も導入の検討を行うそうです。(2019年9月現在)
【「#逆ヘルプマーク」 清水区の小学生発案】小学生らが、障害者や困っている人たちに「協力が必要なときは声をかけて」という気持ちを示すための「逆ヘルプマーク」を提案しています。#静岡 https://t.co/7WTECcvcAh pic.twitter.com/kUtai5pM9Q
— 中日新聞しずおか(ふーちゃん) (@chunichi_tokai) September 25, 2019
逆ヘルプマークの実現に向けて
確かに逆ヘルプマークの実装が実現されることで、援助を必要としている方にとっては助けを求めやすくなるかもしれません。
そこで、ここからは僕なりに実現に向けて解決すべき課題についてご紹介します。
そもそもヘルプマークの認知度が低い
一番の課題としては、そもそもヘルプマークの認知度が低いことです。
僕も一年前はヘルプマークの存在は知りませんでした。
発達障害について調べていく中で知ることが出来たので、おそらく世間の認知度はかなり低いと思います。
そのような実情の中で逆ヘルプマークが導入されても世間への浸透は難しいと思います。
ヘルプマークの意味を履き違えている人もいる
ヘルプマークを知っていても「援助を必要としている人がつけるマーク」ではなく「キチガイがつけるマーク」として覚えている人もいます。
そのような状態では、善意で逆ヘルプマークを所持してくれた方にも嫌な思いをさせてしまうかもしれません。
色障害の方が見分けられる配慮が必要
記事を書いている時に知ったのですが、内部障害で色障害の方には赤と緑の区別が難しい場合もあります。
その他の色でも見分けずらいパターンがあるので、ヘルプマークと逆ヘルプマークを色違いだけで導入するのはやめた方が良さそうですね。
まとめ
逆ヘルプマークという発想はとてもわかりやすく素晴らしいアイデアだと思います。
導入が実現されたら、助かる方は確実にいます。
ただ、クリアしなければいけない課題もまだいくつかありそうですね。
導入に向かってくれるといいですね。
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