社会人になると作業タスクが学生に比べて格段に多くなります。
そのため先輩から「TODOリストを作ってタスク管理をしろ」と言われることでしょう。
TODOリストというものは基本的には作った方がいいと思います。
ただTODOリストは万能ではありません。特にADHDにとっては苦手な作業の一つです。
今回はADHDがTODOリストを作ることが苦手な理由と僕なりに実践している改善方法をご紹介します。
ADHDはなぜTODOリストが苦手なのか
なぜADHDはTODOリストを作ることが苦手なのでしょうか。
僕なりに考察した内容を記していきます。
ADHDはスケジュール管理が苦手
そもそもADHDはスケジュール管理が苦手です。
目的地に決まった時間までに行かなければいけないのになぜか遅刻してしまいます。
TODOリストとスケジュール管理は少し違いますが大きくは外れていないはずです。
そのためADHDはスケジュール管理と同様にTODOリストも苦手です。
作業の効率化のために行うはずなのに苦手な作業が増えるだけ
TODOリストって作業を効率的に漏れがなく行うために作るものです。
TODOリストを作ることに苦手意識がない人ならば問題ないですが、ADHDはTODOリストの作成が苦手です。
普通の人にとってなんでもないTODOリストですが、ADHDからするとただただ苦手な作業が増えただけなのです。
しかもTODOリストは他の作業を取り掛かる前に作らなくてはならないので必然的に最初に作る必要があります。
苦手な作業を最初に行わなければいけないほど苦痛なことはありません。
別の作業の途中でTODOリスト作成を求められるほど苦痛はない
TODOリストを作るのが苦手なので作らずに作業に取り掛かる人もいるかと思います。
そんな時に上司は先輩は心配して「TODOリストを作った方がいいんじゃない?」と言ってくるかもしれません。
ADHDにとって作業の途中で苦手な作業を差し込まれることも苦手なことの一つです。
途中で差し込まれてしまうと、今までギリギリで保っていた頭の中はフリーズしてしまいます。
フリーズするとTODOリストを作るどころか今やっている作業も完全に崩壊してしまいます。
TODOリストを作る上で僕が実践している方法
TODOリストを作ることが苦手なADHDですが、僕も当然苦手です。
ですが作れるものならば作った方が良いです。
そこで僕がなんとかTODOリストを作るために実践している方法についてご紹介します。
その日の最後に明日分のTODOリストを作る
前述しましたが、TODOリストの作成は苦手なのに作業の最初に行わなければいけません。
当日分を当日に作るのであれば朝にいきなり苦手なことをしなければいけないというストレスがあります。
それならば前日の作業が終わった後に明日のTODOリストを作成した方がまだ精神的に軽くなります。
期限や決まった時間に行わなければいけない場合は時間や日にちを書く
どうせ作るならば何日の何時までに終わらせなければいけないのかが決まっているのであればTODOリストに記載しておいた方が良いです。
ADHDはスケジュール管理が苦手なのでTODOリストも作ってスケジュールも作成しようとすればめちゃくちゃ疲れます。
それならばTODOリストを簡単なスケジュール代わりにしてしまえば苦手なことを一つ減らすことができます。
また、TODOリストに期限が書いてあってその期限がまだ先ならば、すぐにやらなければいけないという圧迫感から逃れることができます。
優先順位を極力決めない
上司や先輩によっては優先順位を決めろという人もいるかと思います。
ただこれはADHDにとっては逆効果です。
ADHDは優先順位があったとしても、自分が今やりたいこととは関係ありません。
自分が今やりたいことや気になることを我慢して優先順位通りに作業を行うと普通の人以上に作業効率がガタ落ちします。
そのため極力優先順位は付けない方が気持ちが楽になります。
(すぐにやらなければいけない仕事や期限がもう近いものに関してはしょうがないですが。)
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