HSPってなに?発達障害との違いや共通点について調べてみた

その他の症例

『HSP』という心の特徴があります。
HSPは最近メディアでも取り上げられるようになりました。

ではHSPとはどんな特徴がある人のことを指すのでしょうか?
またHSPの特徴が発達障害の特徴と類似している点が多くあります。HSPと発達障害の違いは何なのでしょうか?

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HSPとは

HSPとは、「Highly Sensitive Person」の略称で「とても繊細な人」という意味になります。
世界には5人に1人がHSPと言われております。

HSPの特徴

HSPの特徴は以下のようなものがあります。

  • 感受性が強い
  • 共感性が強い・他人の感情に左右されやすい
  • 少しの刺激でも人よりも疲れてしまう

ADHDやASDと言った発達障害が持っている特徴と類似していますね。

HSPは心の特徴

発達障害と類似点が多いHSPですが、発達障害が「障害」なのに対して、HSPは「心の特徴」です。
HSPは心理学用語で医学用語では無いため障害者手帳の申請を行うことは出来ません。

HSPと発達障害の違い

ここからはHSPと発達障害の相違点について深掘りしていきます。
結果は同じでもその結果に至るまでの過程が違う場合もあります。

注意力・集中力

【HSP】
注意や集中することにそこまで困難は無いが、周りがうるさかったりと外的要因で集中しにくくなる。

【発達障害】
自分で意識して集中することが苦手。
ADHDでは興味がないことに対して集中することが苦手。ASDは集中力の配分が苦手。
また、一つのことに集中してしまうと周りが一切見えなくなる。

コミュニケーション能力

【HSP】
相手の感情を読みやすいので他者を優先した言動をとってしまいがち。
感受性も強いため、相手の些細な一言で傷ついてしまうこともある。

【発達障害】
基本的にコミュニケーションは苦手。
相手の気持ちを理解することが苦手だったり自分の感じたことを表現したいため、裏表があまりない。
裏表がないことが評価される場合もあるが、場合によっては評価を下げてしまう場合もある。

空気を読む力

【HSP】
相手の些細な変化にも気づいてしまうので、空気は読み過ぎるくらい読む。
読みすぎて自分の言いたいことを言えなかったり、無駄に疲れてしまう。

【発達障害】
ADHDは周りの情報を素早くキャッチする事ができるので空気を読みすぎてしまうこともある。逆に何かに集中していたり、ボーッとしていると空気が読めなくなる。
ASDは目に見えないものの理解が苦手なため空気を読まない。もしくは読めない。

自己肯定感の低さ

【HSP】
共感性が強く感受性も強いため、相手の気持ちをダイレクトに感じてしまう。
ものごとに対しては他者優先なのに失敗の原因は自分に求めてしまうため、自己肯定感が低くなる。

【発達障害】
周囲に合わせることが出来なかったり、注意力の無さから失敗が多く他者を不快にさせてしまうことがある。
その結果自分自身に対する嫌悪感が増加し自己肯定感も低くなる。

ストレスが溜まりやすい

【HSP】
基本的に他者優先の行動を取ってしまうので、自分の意思とは反対のことをしなければいけない場面が多い。
更に自己肯定感の低さから自分を責めてしまい結果的にストレスが溜まってしまう。

【発達障害】
失敗や自己中心的な行動を取ってしまいがちで周りからの評価を下げてしまうことが多い。
意図的に自分自身を抑制しようと必要以上に注意することで心が休まることが出来ずに常にストレスが溜まってしまう。

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