LD(学習障害)とは、知的発達の遅れはなく、聴覚や視覚機能にも問題がないにも関わらず、
「聞く」「話す」「書く」「読む」「計算する」「推論する」能力が極端に苦手である発達障害の一種です。
どれか一つの能力が出来ない場合も、複数の能力が出来ない場合もあります。
また、出来ない程度の違いも人によって異なり、明確に症状が現れにくい人もいます。
LD(学習障害)の3タイプと特徴
LDは主に3タイプに分類されます。
- 読字障害(ディスレクシア)
- 書字表出障害(ディスグラフィア)
- 算数障害(ディスカリキュリア)
読字障害(ディスレクシア):読みの困難
読字障害(ディスレクシア)とは字を読むことが苦手な障害です。
学習障害と診断された人の中で一番多く見られ、日本では100万〜200万人いると言われています。
読字障害の特徴
- 言われた言葉を聞き間違えることが多い
- 音読の速度が極端に遅い
- 文字や行を読み飛ばすことが多い
- 形の似ている文字を見分けることができない
字表出障害(ディスグラフィア):書きの困難
字表出障害(ディスグラフィア)とは字を書くことが苦手な障害です。
字が全く書けないわけではなく、人によって程度は異なります。
字表出障害の特徴
- 字をなかなか覚えられない
- 字を覚えても忘れやすい
- 就学しても書けないひらがながあった
算数障害(ディスカリキュリア):算数、推論の困難
算数障害(ディスカリキュリア)とは、数字の大小などがわからない、図形や立体問題がわからないなどの障害です。
算数障害の特徴
- 数字を数えることが苦手
- 時計が読めない
- 簡単な1桁の計算ができなかった
- 図形の模写が苦手だった
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