ADHDはスケジュール管理が苦手という事実は有名かもしれません。
しかしなぜADHDがスケジュール管理が苦手なのかという明確な原因はよく分かっていないと思います。
僕もスケジュール管理は苦手ですがどうすれば出来るようになるのか分かりません。
分からないなりに考えてみたところ、ADHDが持っている「優しさ」が少なからず影響しているのではないかと思いました。
ADHDは人に迷惑をかけたくないと思ってしまう
ADHDの方は「優しい」と思われることが多いです。
理由は人によって様々ですが「周りにあまり迷惑をかけたくない」という思いが行動に出た結果、周りからは「優しい」と思われるのではないでしょうか。
人の頼みを断れない
誰しも仕事や雑務を人にお願いした経験はあると思います。
反対に誰かに何かを頼まれることもあることでしょう。
そんな時は自分の現状を加味してその頼みを受けるかどうか考えます。時には断ることもあるでしょう。
ADHDの場合は個人差はあれど人の頼みを断れない、もしくは断ることが苦手な人が多いです。
余裕がある時には問題ないのですが、スケジュールに余裕が無い場合でも頼みを受けてしまうことがあります。
人に頼むことが出来ない
人に何かを頼まれることもあれば、何かを頼まなければいけない状況になることもあります。
人に何かを頼む時は自分の手が空かないからが主な理由です。
しかしADHDは自分の手が空いておらず困っていてもなかなか人に頼むことが出来ないことが多いです。
なぜならば、何かを頼むということは「その人に迷惑をかけてしまうかもしれない」と考えてしまうからです。
結局頼むことが出来ず無理にでも自分で何とかしようとしてしまいます。
ADHDのスケジュール管理が崩れる要因
ここでスケジュールが崩れてしまう要因についてまとめてみます。
当初の予定よりもタスクが増える
スケジュールを決めたとしてもいきなり新しいタスクを差し込まれることもあります。
「人に作業を頼まれる」こともそうですね。
もともとスケジュールを詰めて管理していなければ対応出来ますが、場合によってはスケジュールが崩れる要因になってしまいます。
想定していない問題が発生する
会社で働いているといきなりの問い合わせが入ってしまい無駄に時間が取られてしまうことがあります。
他にもお客様の都合で納期が前倒しになってしまうとかです。
そんな想定していない問題が発生することで当初のスケジュールは崩れてしまいます。
無理なスケジュールを立てる
ギリギリもしくは無理そうなスケジュールを立ててしまっているかもしれません。
自分でスケジュールを詰めすぎてしまった場合もありますが、スケジュール的に一人ではどうしようもない作業を任されてしまった可能性もあります。
ADHDのスケジュール管理は「優しさ」が邪魔をする
スケジュールが崩れる要因について記載しましたが、どの要因も「人に作業を頼むこと」と「人に作業を頼まれても時には断ること」が出来れば回避出来る可能性があります。
しかしADHDの「優しさ」が邪魔をしてしまいスケジュールが崩れる要因を全く回避できないのかもしれません。
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