発達障害はなぜ空気が読めないと思われるのか

コラム

発達障害が生きていく中で大変だと思うことの一つとして「空気が読めないと思われる、空気の読めない行動をとってしまう」ことがあります。
本人からしては故意に空気を読まないわけではないのですが、何故周りからはそう思われるのでしょうか。

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ASDの場合

ASD(アスペルガー障害)の場合には特性上、空気が読めないと思われることがあります。

コミュニケーションが苦手

ASDの場合は、会話の中での細かい言い回しがわからない場合があります。
「今度食事しましょう」と言われると、健常者同士ならば会話の流れで「双方とも前向きに検討した上で近日中に会うために言った」のか、「また会うほどの仲でもないけれどとりあえず言った」のかはわかると思います。

しかし、ASDの場合は「今度食事しましょう」と言われると、会話の流れ関係なしに善意と思って次の日程を決めようとしてしまいます。
場合によっては良い方向に進む場合もありますが、空気が読めないと思われる可能性もあります。

社会性の欠如

ASDが空気が読めないと言われている大きな原因が社会性の欠如にあります。

相手に対して長所を言って褒めることはあっても、短所を言って悲しませることはほとんどありません。
それは自分の中では相手の短所や欠点がわかっていても相手との関係を円滑に進めるためにあえて言わない方が良いと分かっているからです。

しかし、ASDの場合は言っても良いことと悪いことの区別が分からず、自分では思ったことをそのまま言っただけなのに意図せずに相手を傷つけてしまい、関係を悪くさせてしまうこともあります。
その結果、周りの人に空気が読めないと思われてしまうことが多々あります。

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ADHDの場合

空気が読めないと言われるのはASDに限ったことではありません。
ADHDの場合でも空気が読めないと思われる可能性は十分にあります。

ASDとの併用かもしれない

ADHD自体には直接的に空気が読めないと言われるような特性はありません。
ただ、ADHDの人の半数近くはASDと併用していると言われています。

人によって特性の現れ方は様々ですが、ADHDかつコミュニケーションが苦手という方もいます。

衝動性による特性のため

ADHDの特性に「衝動性」があります。
この特性によりADHDの方は、思い立ったらすぐ行動に移しやすいです。

衝動性は場面によっては、すぐに行動できると高い評価を得る可能性もありますが、空気が読めないと思われる可能性もあります。

例えば、会議で終盤に差し掛かり全体的に終わりそうな雰囲気の時に気になったことがあったとします。
気持ち的には次回の会議で話し合えば良いかなと思うことでも勝手に口走ってしまい会議を長引かせるといった行動をしてしまいます。

問題を先延ばしにしないという点では良いですが、中にはもう帰れると思っていたのに会議がまだ続くのかと不快に感じてしまう人もいるかもしれません。
そんな人には空気が読めないなという印象をつけられてしまいます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは
ADHDとは、注意欠陥多動性障害とも言われており、不注意(集中力がない・気が散りやすい)、多動性(じっとしてられない・落ち着きがない)、衝動性(順番を待てない・考える前に実行してしまう)といった3つの要素が見られる発達障害の一つです。 ...

まとめ

発達障害が「空気が読めない」と思われてしまう原因について、ASD側とADHD側で書いてみました。

要因は人それぞれですが、その要因を知ることで改善の余地はあります。
ただ、誤解して欲しくない点として「意図的に空気を壊したくて行動しているわけではない」ことは知っておいていただきたいです。

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