ADHDの処方薬を睡眠の観点から考える【コンサータ・ストラテラ】

ADHDの処方薬を睡眠の関係 ADHDの処方薬

僕は今まで、「コンサータ」と「ストラテラ」というADHDの処方薬を二種類試してみました。

実際に処方した結果、様々な変化は見られましたがその中でも一番大きな変化は『睡眠』に関することでした。
他の人も同じ現象になるかはわかりませんが、薬を処方する際の参考になればと思い、まとめます。

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薬を処方する前

まず、薬を処方する前の睡眠状態についてお伝えします。

ADHDの場合は、普通の人よりもノルアドレナリンとドパミンの分泌量が少ないと言われています。
そのせいか、十分に就寝しても日中に睡魔が襲ってくることが度々ありました。

そんな場合はカフェインを摂取すればある程度は問題ありませんでした。
また、夜も普通に就寝できていたように思います。

ストラテラを処方後

僕が初めに処方した薬は、「ストラテラ」でした。
ストラテラは、ノルアドレナリンに対して強く作用します。

ただ、ストラテラは僕には合わなかったらしく、日中の睡魔が処方前よりも数倍強くなってしまいました。
夜どれだけ寝ても日中の眠気は襲ってきてしまい、仕事に集中することもできませんでした。

また、起床後はなぜか疲れているように感じました。

ストラテラはノルアドレナリンの分泌量が低い人にとっては有効です。
日中の睡魔に悩まされていないのであればストラテラの方が良いかもしれません。

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コンサータを処方後

次に処方した薬が「コンサータ」です。
コンサータは、ノルアドレナリン・ドパミンのどちらにも作用します。

僕はおそらくドパミンの分泌量が低いと思われ、コンサータを処方してからは日中の眠気が嘘のように改善されました。

ただし、夜はあまり眠くなる時間が遅くなりました。
コンサータは効果が12時間続くらしく、僕は8時台に飲んでいるからまだ問題ありませんが、飲む時間が遅くなると夜に眠ることが出来なくなるだろうなと感じます。

また、日中の睡眠に悩まされていた僕がコンサータを飲むことでかなり改善されたほど効果があるので、普通の人が飲むと逆に全く眠気がこなくて困るのではないかと思います。

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まとめ

今回は僕の経験談をもとにしたストラテラとコンサータを飲んだ時の睡眠状況の変化について紹介しました。

僕はコンサータの方が合っていましたが、ノルアドレナリンに対する作用はストラテラの方が強いのでストラテラが合う方もいます。

最終的な判断は担当の先生が行いますが、この記事を参考にご自身の睡眠状況について相談してみてもいいかもしれません。

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