ミニマリストとは、自分の所持品を減らし必要最低限のものだけで生活するライフスタイルのことです。
ADHDは特性上、ミニマリストになることで良い効果が得られると僕は考えています。
ではADHDがミニマリストになることでどのような効果が期待できるのでしょうか。
今回はその効果についてご紹介します。
部屋が窮屈にならない
ADHDの特性の一つとして「多動性」があります。
多動性が強い人は落ち着いていることが苦手です。
部屋に物が多いということは、それだけ空いている空間が減ってしまいます。
つまり、物が多いほど部屋は窮屈になるということになります。
部屋が窮屈に感じるということは、多動性が強い人にとってはそれだけでストレスになってしまいます。
ミニマリストになることで物を減らすことができ、その分だけ部屋が広く感じることができます。
ADHDにとっては窮屈から解放されるだけでストレスの要因が一つ消すことができるため物を減らすことのメリットは大きいです。
無駄遣いを抑えられる
ADHDの特性の「衝動性」によって無駄使いをしてしまって悩んでいる方も少ないかと思います。
「衝動性」とは考える前に行動してしまう特性のことです。
気に入った物を見つけるとそれが本当に自分にとって必要なものなのかを考える前に買ってしまい、後から後悔した経験が誰しもがあるのではないでしょうか。
ADHD傾向の人はそれが多々あってしまい、直そうとしても定期的に無駄使いをして悩んでいる人もいます。
無駄使いをするADHDとは反対にミニマリストは極力ものを増やさない生活をしています。
つまりミニマリストになることで無駄使いを無くすことを常に意識することができます。
もちろんミニマリストになったからといって、ADHDの「衝動性」がなくなるわけではないですが、考えなしに無駄なものを買ってしまっていた生活から、無意識のブレーキが一つ出来るだけでも大きな変化になります。
忘れ物が減る
ADHDの最後の一つとして「不注意」という特性があります。
「不注意」の特性によって、注意力が散漫してしまい忘れ物が多くなってしまいます。
ただ、忘れ物をする原因として、部屋に物が多いせいで外出する際にバラバラに置いてある物を探すという行動をしなければいけないから発生します。
必要なものは全部用意したつもりでもうっかり忘れ物をしてしまいます。
この「うっかり」がADHDにとっては頻繁に起こってしまいます。
忘れ物をしない改善策として、一番手っ取り早いのが「必要なものは一箇所に置いておく」ことです。
物が多い状態では必要なものを一箇所に置いておくことは難しいですが、もともと物が少ないミニマリストならばある程度は可能です。
まとめ
今回は、「衝動性」「多動性」「不注意」それぞれの特性のデメリットを補えるような効果をご紹介しました。
ADHDの傾向によって効果は人それぞれですが、ミニマリストはADHDにとっては良い効果をもたらしてくれるのではないでしょうか。
これからも定期的にミニマリストとADHDの関係についてご紹介いたします。
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