【混合型】の得意・不得意、適職は?

ADHD

ADHDのタイプには、「不注意優勢型」、「多動性・衝動性優位型」、「混合型」の3タイプに分かれます。
その中で今回は「混合型」について深掘りしていきます。

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混合型の特徴

ADHDの特徴として、「不注意」、「多動性」、「衝動性」と言う3要素があります。
その中でも「不注意」の要素がもっとも強く現れるタイプが不注意優勢型、「多動性」、「衝動性」の要素が強く現れるタイプが多動性・衝動性優位型と言われています。

今回紹介する混合型は「不注意」、「多動性」、「衝動性」の3要素全てが現れるタイプになります。
ただし、3要素全てが現れるといっても、全ての要素が満遍なく現れると言うわけではなく、人によって特徴は様々です。

ですので、自分はどの要素が強く現れるのか、それともほぼ均等なのかを見極めることが大事になってきます。

要素ごとの特徴

混合型は、「不注意」、「多動性」、「優位性」の3要素が現れると説明しましたので、3要素ごとの特徴をご紹介します。

不注意

不注意の要素の主な特徴として以下のような点があります。

  • 好きなものに集中すると切り替えが難しい
  • 興味の対象が次から次へと移り意図的に集中することが困難
  • 順序立てが困難

悪く言えば、「抜けている部分が多かったり周りが見えなくなることがある」。よく言えば、「興味の対象が多く好きなことには才能を発揮できる」みたいなイメージです。

多動性

多動性の主な特徴として以下のような点があります。

  • 落ち着きがない
  • じっとしていることが苦手

静かにしなければいけない場面では苦痛ですが、行動しなければ何も始まらない場面では頼りになる存在になります。

衝動性

衝動性の主な特徴として以下のような点があります。

  • 行動して良いかと頭で考える前に行動に移してしまう
  • 質問が終わる前に話し始めてしまう

自分の感情を抑えることが苦手で場合によっては周りと衝突してしまうかもしれませんが、自分の思いを素直に言うことができる素直さと行動するための度胸を身につけています。

混合型の不得意なこと

混合型は3要素が掛け合わさることで日常生活では以下のように現れます。

  • 忘れ物が多く、物を無くしやすい
  • 落ち着きがなく、じっとしていられない
  • ルールを守ることが苦手

混合型の特徴としては、注意散漫な状態ですぐ行動に移してしまうため、多くのものや様々な選択肢がある場合は落ち着くことが困難になります。また、頭で順序立てる前に行動するので、逐一自分が何をしたのかを覚えておらず忘れ物やなくし物が多くなります。

混合型の得意なこと

不得意な部分はあるものの、それぞの要素の長所を合わせることでさらに力を発揮することができます。

  • いくつものアイディアを考えそれを試すことができる
  • 失敗しても試行錯誤を繰り返すことができる
  • 人よりも興味があるものを多くインプットしアウトプットすることができる


混合型の長所として、興味対象が多くその対象のためにいち早く行動することができます。
そのため、人よりも失敗する数は多くなるかもしれませんがその失敗からさらに多くのアイディアを生み出し成功に繋げることができます。

混合型が向いている仕事

混合型は人によって特徴が様々で一概に何があっているのかは難しいですが、 アイディアと行動力が必要な職業が適しているのではないかと思います。

  • デザイナー
  • 起業家
  • 発明家
  • プログラマー

etc.

まとめ

混合型は3要素が掛け合わされることによってADHDの中では特に日常生活では「普通じゃない」と言う見方をされてしまうことが多いかもしれません。ですが、アイディアや行動力を必要としている場面では誰よりも力を発揮できるのではないかと思います。

混合型に限らずADHDの場合はオールマイティに活躍することは難しいですし、短所を改善することに時間を使わなければいけないので非効率です。
ですが、短所がある反面、伸ばせば確実に自分の力になるような力を秘めているかもしれないことがわかってきました。
様々な職業や活躍できる場が増えた今だからこそ人それぞれで活躍できる場はきっとあるはずですし、なければそれを作ってしまう能力も持っているはずです。

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